ブロックチェーンゲームはまだ新しい領域であるため、過去の事例から学ぶことが重要です。
この記事では、実際にブロックチェーンゲーム「MetaStrikers」をプレイして特に印象的だった要素を事業者向けに紹介します。
用語解説
UT:アンリミテッドトークンの略称で、発行枚数が無制限の暗号資産を指す
LT:リミテッドトークンの略称で、発行枚数が有限の暗号資産を指す
Matic:Polygonチェーンの基軸暗号資産
MetaStrikers
MetaStrikersの基本情報
概要 | サッカーをテーマとしたシミュレーションゲーム。PvPが中心で育成要素もある。 本田圭佑氏がGeneralManagerとして参画。 |
チェーン | Polygon |
トークン | $LUMP,$AGOS |
運営会社 | PERDAY HOLDINGS LTD |
リリース | 2023年5月22日 |
公式サイト | https://metastrikers.xyz/ |
MetaStrikersのポイント
- 既存市場のブロックチェーンゲーマーが注目する要素を考慮した設計がされています
具体的には、原資回収期間が短そうに見える、還元率が高い、手軽に始められる、一攫千金のチャンスがある、エアドロップの可能性など。 - 運営側がUT($LUMP)を買い支えることで、Matic建ての価格維持を図っています。具体的には、NFTの売り上げの100%とユーザーからの新規NFT発行代金の90%がトークンのバイバックに使用されると発表されています。
- ジャックポット(1日に数人が10万円程度を獲得するチャンス)が設けられており、シーズンごとにキャラクターの当選確率が変動するため、多様な戦略が生み出されます。
- 最小限のプレイ時間は1日に5分未満で、手軽に遊べます(1日に3回のバトルを行い、バトルを開始したら数時間後に結果が出る)。しかし、バトル以外にも考慮すべき要素が多く、ゲームとしての楽しさも提供しています。
- UTとLTが同時にリリースされず、LTのエアドロップ条件が公開されていることで、短期的な原資回収を特化した選択だけでなく、長期的な投資としての戦略を考える機会も提供しています。